水筒ってどんな種類がある？水筒の選び方や子供におすすめのものもご紹介！

日常使いだけでなくアウトドアシーンにも役立つ水筒。近年SDGs(エスディージーズ)の高まりによりマイボトルを持ち歩く方も増えています。優れた保冷機能があれば、暑い夏の日にいつでも冷たい飲み物が飲めるも魅力です。

また2022年にはサーモスやタイガーから炭酸飲料対応の水筒が販売されています。これによりいつでも冷たいコーラや炭酸水を持ち運べるようになりました。また冷たい炭酸水があればハイボールやサワーをどこでも楽しめるのでアウトドアシーンでも活躍します。

今回は水筒の種類・特徴を幅広くまとめました。ボトルの種類だけでなく飲み口の種類も紹介しています。おすすめの水筒も厳選してピックアップしているのでぜひ参考にしてお気に入りの水筒を見つけてください。

定番のマグボトルは名前の通り飲み口の形状がマグカップのような水筒を指します。保冷保温効果付きのモデルも多く季節問わず使えるのが魅力です。カフェチェーンのスタバ(スターバックスコーヒー)からも販売されており、マグボトルでコーヒーを持ち運ぶ方も増えています。

広い飲み口でコーヒーや紅茶の香りを楽しめるのも人気のポイントです。マグボトルには蓋を回して開閉するタイプと、ワンタッチで開閉できるタイプがあります。車内など片手で飲みたい場合にはワンタッチタイプが便利。また衛生面が気になる方にはコップ付きモデルもおすすめです。

2022年にタイガーやサーモスからも販売された真空断熱炭酸ボトルは長時間冷えた炭酸飲料を飲めるのが魅力です。ペットボトルでは時間が経つとぬるくなりおいしさが半減しがちな炭酸飲料。その点真空断熱炭酸ボトルなら冷たさをキープでき、結露にも悩まされません。

もちろん炭酸飲料に限らずコーヒーやお茶などさまざまな飲料を入れられます。キャンプに持っていけば好きな時に作り立てのハイボールやサワーが飲めるのも魅力です。

スポーツボトルには金属製・シリコン製・プラスチック製などさまざまな素材の製品があります。金属製の水筒は塩分が多いスポーツドリンクを入れると錆びやすいため、スポーツボトルには内側にフッ素コーティングや飲み口付近に樹脂加工が施されているのが特徴。

スポーツ選手なども使用している柔らかく扱いやすいスクイズボトルも人気です。長時間使用する場合には保冷保温機能があるタイプを。ランニング時など常時携帯する場合には、軽量でコンパクトに折りたためるシリコン製がおすすめです。

ジャグとは水筒に比べ容量が大きく取っ手が付属しているのが特徴です。スポーツシーンやキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍します。ジャグは主にスポーツジャグと言われる直飲みタイプと、蛇口から注ぐ大容量のウォータージャグに分けられます。

ウォータージャグは蛇口からコップなどに注いで飲むため大人数で共有できるのがメリット。近くに水道がないキャンプ場では手洗い用に活用する方も多くいます。

片手で簡単に開閉できるワンタッチタイプは、スポーツシーンや車内での使用にもおすすめです。直飲みタイプなので飲むまでの手間も少なくスムーズに水分補給ができます。かばんの中などで勝手に蓋が開かないようほとんどのモデルにロック機能が搭載されています。

ロックボタンによっては片手での操作が難しいものもあるので気をつけましょう。購入時にはロック解除の手軽さも確認しておくと安心です。

コップタイプはボトルに口をつけずに飲めるので、他のタイプよりも衛生的なのが魅力です。熱い飲み物を飲むときには、好みの温度に調節しやすくヤケドしにくいのもメリット。コーヒーや紅茶はコップに注いだ後、気分によってミルクや砂糖の追加もできます。

中栓とコップ(蓋)の二重構造により中身が漏れにくいのも利点です。コップに注ぐ手間が必要なので、キャンプやピクニックシーンなどにおすすめです。

子供用水筒に多いのが、ワンタッチとコップの2WAYタイプです。使用シーンに合わせて中栓を変えられるのが特徴。キャラクターデザインも多いので幼稚園児や小学生にも人気です。また夏は直のみ・冬はコップと飲み物の温度に合わせて使い分けられるのもメリットになります。

また多くのモデルには肩ひもが付属しているので、高齢者の方にも持ち運びやすくおすすめです。

ストロータイプの水筒はランニングなどのスポーツシーンや、小さいお子様にもおすすめです。こぼれにくいためジムでランニングマシーンなどを使いながらでも手軽に水分補給ができます。また1歳未満の小さなお子様でもストローならこぼれにくく安心して与えられるのが魅力。

マスクをしていても飲みやすいため、昨今の情勢により人気が高まっています。ただしストロー内部の洗浄に手間がかかるのが難点です。手軽にお手入れしたい方はスプレー洗剤の使用もおすすめです。また商品によってはストロー部パーツの交換が可能なので確認しておきましょう。

水筒は容量が大きくなるほどサイズや重量も増します。大きすぎても小さすぎても不便なため用途に合ったものを選びましょう。

• 0.2～0.4L：缶やミニペットボトル同等。かばんにも入れやすくちょっとしたお出かけに最適。
• 0.5～0.6L：ペットボトル同等。屋内で過ごす時間が多い方ときにおすすめ。
• 0.7～0.9L：こまめな水分補給が必要な日に。部活や屋外活動にもピッタリ。
• 1L以上：日中外出する際やアウトドアシーンにおすすめ。複数人でシェアするときにも。

幼児や小学校低学年の子どもには0.3～0.5Lサイズが持ち運びやすくおすすめです。こまめに補充できる環境なら小さめのボトルでも対応できます。

保温・保冷機能を重視する方は「真空断熱構造」や「二重構造」タイプがおすすめです。これらのタイプは外気温に影響されにくく優れた保温・保冷性があります。さらに中と外の間に層があるため結露しにくいのもメリットです。

ただしステンレス製のため他のタイプより重量が重いのが難点。購入前にサイズだけでなく重量もチェックしておきましょう。

水筒は主にステンレス製・アルミ製・プラスチック製に分けられます。保冷・保温機能や耐久性を重視するならステンレス製がおすすめです。ただし他の素材より重量があり価格も高い傾向にあります。アルミ製は安価で軽量ですがキズに弱く、錆びやすいのがデメリット。

プラスチック製の水筒はデザインも豊富で小さいお子様にも人気です。保温・保冷性はありませんが、スポーツドリンクなどを入れても錆びないのが魅力。プラスチック製を選ぶ場合には耐熱・耐冷温度もチェックしておきましょう。

日常的に使用する水筒はお手入れの手軽さも重要なポイント。汚れが落としやすい「内面フッ素コート」など内面に加工の施された製品がおすすめです。また食洗器を使用している方は、食洗器可能モデルを選ぶとお手入れが楽になります。

水筒の種類によってはコップや中栓・飲み口に抗菌加工が施されているモデルもあります。長時間使用する場合や、お子様の水筒には欲しい機能です。銀の力によって菌を抑制させたり、チタン由来の抗菌力によりバクテリアの繁殖を防いだりします。

「SIAAマーク」が付いている水筒は、抗菌性や安全性について適切な表示がされている安心のモデルです。ただし抗菌加工が施されていても、まったく菌が発生しないわけではないので使用後には必ず洗浄し中までしっかり乾燥させましょう。

「真空断熱魔法術」を世界で初めて販売した魔法瓶の先駆者である「サーモス」。保温・保冷機能に定評があります。また「山専用ボトル」や「自転車専用ボトル」などシーンや用途に合った専用ボトルの豊富さも魅力です。

シンプルなデザインが多く、使う人を選ばないのも特徴。飲み口の種類もワンタッチやストロー式・コップ式など豊富で、大人から子供まで使用できるラインナップになっています。ベビー用や子供用水筒のデザインも豊富なので、幼稚園・学校用にもおすすめです。

創業から長く愛されている安心の日本メーカー「象印」。子供が喜ぶデザインも豊富で、小さい子に人気の「アンパンマン」モデルも販売されています。豊富なカラー展開も魅力で人気のくすみカラーやパステルカラーも取り揃えられているのが特徴。

「内面フッ素コート」を強化しお手入れのしやすさにもこだわっています。中でも「シームレスせん」採用モデルは、「せん」と「パッキン」が1つになっておりパッキンをつけ忘れる心配がなくお手入れも簡単です。

2022年に発売した「真空断熱炭酸ボトル」により今注目を集めている「タイガー」。独自の技術で炭酸を長時間水筒に入れられるようになっています。またタイガー独自のスピニング加工により、保温・保冷機能を保ったまま軽量・スリム化を実現した「夢重力ボトル」も人気です。

ラインナップもスポーツタイプや子供用・オフィス用など豊富に展開されています。マグカップのサイズ感をそのまま再現したモデルもあり、コロンとしたかわいい見た目が女性に人気です。

水筒はシーンや用途に合った種類が各社から販売されています。好みのデザインも重要ですが、飲み口や容量・ステンレスなどの素材にもこだわりましょう。ぜひこの機会に自分に合ったお気に入りの水筒を見つけてくださいね。