調乳用水筒のおすすめ5選！普通の水筒との違いは？サーモスなどの人気メーカーも

赤ちゃんのミルクを調乳するためのお湯を入れる調乳用水筒を持参するのは、キャンプや遠出のようなお湯が入手困難な時に必須になります。サーモスでは調乳用ステンレスボトルも販売されています。

しかし、調乳用のためだけに水筒を購入するのはもったいない・今ある普通の水筒で代用できたら嬉しい・一口に水筒と言っても大きさ・素材・形状などが違うので調乳用としてどれを選ぶべきか分からないなどと思う方も多いです。

そこで今回は、調乳用水筒の特徴・調乳用としての水筒の選び方・魔法瓶での代用はできるのか・おすすめの調乳用水筒・水筒の消毒方法まで詳しく紹介します。ミルクで育児中の方はぜひ参考にしてください。

育児用ミルクの調乳には、雑菌の侵入を防ぐために70℃以上のお湯を使う必要があります。そのため、赤ちゃん連れで外出する場合は、調乳用水筒に熱湯を入れて持ち歩く必要があります。

調乳用水筒は調乳しやすいよう工夫された設計やデザインで販売されていますが、普通の水筒となにが違うのか・代用できるのか気になる方も多いです。ここでは、調乳用水筒と普通の水筒の違いや特徴を紹介しますので参考にしてください。

WHO（世界保健機構）とFAO（国連食糧農業機関）のガイドラインでは調乳のお湯の温度は沸騰させた70℃以上を推奨しています。調乳用の水筒を選ぶ際は、一般的な水筒よりも保温力の高い魔法瓶がおすすめです。魔法瓶以外の水筒でも、70℃以上で何時間保温を保てるかを確認してから購入しましょう。

赤ちゃんグッズや赤ちゃんを背負いながら水筒を持参する必要があるため、重量が軽いかどうかを事前に確認しましょう。また、500mlで200g以下のアイテムも販売されています。

ミルクの量や回数から水筒のサイズを選びましょう。たとえば、湯冷ましと併用で使う場合は小さいサイズで十分で、300mlで2回分のミルクの調乳ができます。なお、小さすぎる水筒は長時間するとお湯が冷めてしまうので注意が必要です。

水筒の機能面を確認せずに買ってしまうと、ミルクの調乳のしやすさに差が出てしまいます。購入後に気づくといった失敗をしないためにも以下の2点の機能面に気をつけましょう。

水筒の注ぎ口が小さいと哺乳瓶に注ぎやすくこぼれにくくなるので、火傷の心配がなくなり安心して調乳できます。また、赤ちゃんとのお出かけ時の狭い電車内や車内などでもスムーズに調乳できるのが嬉しいポイントです。もし、普通の水筒から探す場合は「直飲み」と記載のある飲み口の細いものを選びましょう。

抱っこしていたり荷物を持っていても水筒の飲み口をワンタッチで開閉できれば、片手でも調乳可能になり便利です。また、熱湯で火傷しない・フタの置き場所を考えなくて済むなどのメリットがあります。

赤ちゃんが雑菌を口にしないように、水筒を丸洗いしやすい面と衛生的にできるかどうかは必ずチェックしましょう。また、水筒のパーツが少ないと洗うのが簡単になるのでおすすめです。

ベビーを連想させるものではなく、おしゃれなデザインを選べば普通の水筒としても長期間活躍してくれます。水筒メーカーとして有名なものもたくさんあるので自分の都合に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

「サーモス」は日本メーカーで唯一調乳用ステンレスボトルを販売しており、水筒の種類が豊富にあるので人気があります。サーモスの水筒の特徴はほかにもあるので紹介します。

• 魔法瓶構造の保温保冷力抜群のボトル
• ディズニーなどのキャラクターとコラボしてるアイテムがある
• ほかメーカーに比べて軽量
• 500mlの水筒は5～6時間保温できる

「象印」はフタを開けたときにお湯が飛び散らない安心構造になっているので、火傷の心配が減り使い勝手がいいアイテムです。象印の水筒の特徴はほかにもあるので紹介します。

• フッ素コートで撥水してくれるので洗ってもすぐ乾く
• サイズ展開は480mlと600mlの2展開
• 高級感のあるデザインを採用
• 普通の水筒で調乳用として使用できる

「西松屋」「アカチャンホンポ」などのベビーグッズの専門店なら、調乳用水筒の種類も多く取り揃えているのでおすすめです。ネット検索で近くの店舗の在庫確認を電話でする・直接自分の手で触って確認する・時間のない方は公式通販サイトで購入したいアイテムを選ぶのもできます。ぜひ自分の状況に合わせてアイテム購入をしてください。

サーモスの調乳用のステンレスボトルと普通のステンレスボトルに大きな違いはありません。どちらも長時間70℃以上をキープでき、保温力に優れています。調乳用には、子どもが好むキャラクターや優しいカラーが使われています。

また、魔法瓶で有名な象印のステンレスボトルも保温効果が高いです。しかも象印は、せんとパッキンを一体化させ、分解しなくても洗え、パッキンのつけ忘れによる水漏れの心配がない「シームレスせん」という業界初の構造技術を採用した製品を販売しています。

赤ちゃんのためのミルク調乳用の水筒は、さまざまな雑菌の侵入を防ぐために70℃以上のお湯の使用が推奨されています。しかし、ほかの調乳に向いた水筒の消毒方法が2つありますので紹介します。

「ミルトン消毒（液体消毒）」はミルトンの公式で「ステンレス製は使用に適さない」・「煮沸消毒（沸騰したお湯に入れて煮る）」は各メーカーで「熱による部品変形や火傷の恐れがある」と注意喚起しており非推奨です。水筒に潜むノロウィルスやO-157は90℃以上のお湯で十分消毒できるので、水筒の中に熱湯をいっぱい入れて1分置くのがベストです。

調乳用水筒には酸素系漂白剤を使用できるものがあります。酸素系漂白剤は、殺菌作用と汚れをきれいにしてくれる働きがあります。50℃程度のお湯と一緒に使うことで、汚れが落としやすくなります。

本体外側のコーティング材が剥がれる可能性があるため、外側の漂白はおすすめしません。また、本体に蓋をしたまま漂白すると、水圧が上がり蓋が飛び出すため危険です。

いかがでしたでしょうか？調乳用水筒を用意すれば赤ちゃんを連れて安心してアウトドアを楽しめます。サーモスや西松屋・アカチャンホンポなどさまざまなブランドで販売しているので、ぜひこの記事の水筒選びを参考にしてください。